学生の在室状況や荷物通知を可視化する、学生寮専用のデジタル掲示板です。
学生寮向けサイネージは、インターネット回線を通じて情報を発信する表示端末です。 液晶モニターにはタッチパネルを採用しており、寮生は画面に触れてコンテンツを選択・閲覧できます。また、各寮の特性に応じた情報のカスタマイズも可能です。
このサイネージは、学生寮における情報共有の課題を解決するために開発されました。共用部に設置された端末を通じて、寮生一人ひとりの「今」を可視化。在室・外出状況や宅配荷物の到着通知をはじめ、イベント案内や災害時の緊急掲示など、さまざまな情報を一元的に提供します。
管理者からの掲示やお知らせはクラウド経由で一括配信されるため、紙による掲示の手間を大幅に削減。寮生同士の円滑なコミュニケーション促進や、寮内の安全性向上にも貢献します。
電源とインターネット環境があれば、どこでも自由に設置可能です。移設も簡単で、運用の自由度が高いのが特長です。
壁掛け金具を用いて設置するタイプで、工事が必要です。※設置箇所には木板やLGS(軽量鉄骨)などの下地が必要です。
ユーザーが画面を直接操作でき、日中はON・夜間はOFFといった運用設定も可能です。
STB機器は24時間体制で死活監視を行っており、障害発生時も迅速な対応が可能です。
メイン画面ではニュース → 天気予報 → 鉄道情報 → 電力情報 を自動的に繰り返し表示します。特に鉄道情報は電車遅延も表示されるため、寮生に好評です。
1枚の写真と短い記事(キャプション)による写真付きニュースを表示します。ジャンルは 政治・経済・国際・社会・スポーツ・エンタメ です。
全国と関東甲信などの「今日・明日」の天気、および週間天気予報を表示します。
寮に関連する沿線の鉄道路線(最大10路線)の運行状況を表示します。運転見合わせや遅延などもリアルタイムで表示されます。
現在の電力会社の電力使用状況を表示します。
※館内の電力使用状況ではありません。
寮生は外出・帰宅のタイミングに応じて、タッチパネルで自分のステータスを切り替えることができます。
「在室」、「外出」、「帰省」、「外泊」といった状況をリアルタイムで可視化することで、自分の行動を周囲に分かりやすく伝えられる仕組みです。
特に宅配便の配達時、「いま在室かどうか」がひと目で分かるため、不在票の無駄な投函や再配達の手間が軽減されるなど、実用性の高い機能として好評です。
また、寮生同士がお互いの在室状況を確認できることで、「ちょうどいるなら声をかけてみよう」といった自然なコミュニケーションのきっかけが生まれます。
「今、誰がいるか」が分かることは、安心感やつながりを生むと同時に、より快適な寮生活を支える要素にもなっています。
管理者は専用の管理画面にログインすることで、全寮生の在室状況をリアルタイムに一覧表示で確認できます。
誰が在室か・誰が外出しているかを一目で把握できるため、災害時や緊急時の対応判断が迅速かつ的確に行えます。たとえば火災・地震などが発生した際にも、初動対応に必要な在寮者情報が即座に把握可能です。
また、日常の点呼や巡回作業の省力化にもつながり、紙の記録に頼らないデジタルな寮運営を実現します。
寮生のステータス変更はリアルタイムに反映されるため、業務の効率化はもちろん、保護者からの問い合わせにも正確に対応できる安心感があります。
不在時に届いた荷物について、サイネージ画面に「着荷のお知らせ」マークが部屋番号付きで表示されることで、寮生に荷物到着を周知できる機能です。
管理者は荷物を預かった際、管理画面から該当する部屋番号を登録するだけで、サイネージに即時反映。掲示物や個別連絡の手間をかけずに、確実に情報を伝えることができます。
寮生は帰寮時に画面を見て自分の部屋番号が表示されていれば、そのまま受付に立ち寄って荷物を受け取るだけ。連絡の行き違いや再配達のストレスを軽減し、スムーズな受け取りを実現します。
※この機能は、管理室にて荷物を一時預かる運用に対応しています。
管理者が寮生に個別の用件を伝えたいとき、管理画面から該当する部屋番号をクリックするだけで、サイネージ上に「○○号室の方は受付までお越しください」と表示することができます。
寮生は帰宅時などに画面を確認することで、自分のタイミングで受付に立ち寄ることができるため、生活リズムを妨げることなく連絡を受け取れます。
また、伝達のたびに個別連絡を取る必要がなく、「サイネージを確認する」という習慣づけによって、管理者側の手間も大きく軽減。荷物の着荷通知と合わせて、日常の情報伝達をスムーズにする仕組みとして活用されています。
※メッセージの表示は管理者側でいつでも切り替え・削除が可能です。
管理者は、管理画面からお知らせを登録することで、サイネージ上の掲示板に情報を掲載することができます。掲示内容は表示期間の設定も可能で、スケジュールに合わせた自動表示・非表示に対応しています。
掲示物は1件ずつ大きく表示されるスライド形式で、内容がはっきりと目に入りやすくなっています。複数の掲示を登録した場合は、設定に応じて順番またはランダムで自動切り替えが行われ、次々に表示される仕組みです。
登録可能な掲示物の枚数には制限がないため、必要なだけ情報を掲載することができ、寮内の情報共有をスムーズにサポートします。
サイネージの壁掛け設置工事は、現地の設置環境を丁寧に確認しながら、専門スタッフが安全かつ確実に進行します。
事前にご案内している設置寸法や取り付け条件に基づいて、作業当日はスムーズに設置が進められるよう段取りされています。
この工程では、モニターの位置決めや金具の仮止め、配線準備など、サイネージを支える土台部分の施工が中心です。壁面の状態に応じて下地確認や養生も丁寧に行われます。
前工程を経て、いよいよモニター本体の取り付けや、動作チェックに入ります。
モニターの取り付けや金具の本固定、STBやネット接続の確認など、設置後の運用に直結する重要な工程が含まれています。
最終的には、タッチパネルの操作性や表示コンテンツの稼働状況まで細かく確認し、設置完了となります。
これら一連の作業は、おおよそ半日〜1日程度で完了することが多く、建物の利用状況に配慮しながら柔軟に対応いたします。
当社では、マンションのエントランスや管理室、学生寮の共用部などを中心に、数多くのサイネージ導入実績があります。
実際に導入したサイネージは、現地の用途や環境に応じた最適な構成で設置しています。
サイネージは11インチのコンパクトタイプから大型モニターまで柔軟に対応可能。基本的にはタッチパネル式を推奨していますが、非接触を重視する環境では通常のモニター式も選択できます。設置方法は、壁掛けタイプとスタンドタイプのいずれにも対応しており、設置スペースに合わせてご提案いたします。
新築物件への導入はもちろん、既設マンションへの後付け設置や、既存サイネージからのリプレイス提案も可能です。すでに他社製品が導入されている場合でも、既存設備の活用や再配置のご相談も承っております。
また、設置場所にインターネット回線が未整備の場合でも、回線敷設を含めた総合的な提案が可能です。現地調査を通じて、機器構成・設置場所・通信環境を確認のうえ、最適なプランをご提案いたします。